Time&Bouquet デザインストーリー

空も段々と高くなり、秋の兆しが見えてきましたね。

今日はデザインについてのお話しです。

 

デザインモチーフ

 

時の積み重ね束ねた花々’。

時と花をクロスオーバーさせたTime&Bouquetですが、

そのコンセプトだけでなく時計のデザインも、お花からスタートしました。

 

形を変える事なく、いつの時代も誰からも愛される のような存在になれたらという思いから、

見た事のある、触った事のある、身近で素朴な花を1つずつデザインモチーフにしてみようと考えたのが始まりです。

 

とても小さく愛らしいシルエットと幸せな花言葉を持つすずらん

目の覚めるような緋色が眩しく、エレガントなひなげし

うぶ毛が新鮮で優しい触感のフランネルフラワー

 

この3つは、初めて出会った時に、形・色・手触りに感動し心に残った大好きな花です。

 

その個性を繊細にさりげなくエッセンスとして表現し、

シンプルなデザインの中で、形やシルエット、色や仕上げに意味を持たせたいと思いました。

 

最初の花は少なくても、いつか花束のようにたくさんのコレクションになったら素敵だなと思っています。

 

形にしていくプロセス

 

はじめはこんな風にイメージをラフに描いていきます。

ミュゲ手書きのアイデアスケッチ

腕時計はミクロン単位(1mm1000分の1)で表現する精密な世界なので

ある程度形が決まったらペンから離れ、画像ソフトで頭の中にあるディテールを表現していきます。

例えば、小さな目盛りや針の形、数字の書体、文字板の仕上げ、リューズの形など、

たくさんの小さな部品を1つずつ決めて描き込んでいきます。

Time&Bouquetでは、これまでできなかったこと、避けてきたことを詰め込んでしまいました。

 

今はない昔ながらの技術や、時代を超えて愛される形をオマージュして、

新しい技術や感性と融合させ、ずっと長く付き合える腕時計を目指しました。

 

このような時計のデザイン画が出来上がりました。

ミュゲデザインスケッチ コクリコデザインスケッチ

ここからこの絵の通りに作り上げていくのが実は一番大変な作業なのです。

この後の生産までのプロセスについては、また今度お話させていただきますね。

 

でも見てください。試行錯誤の1年半後、

まるで、絵からそのまま飛び出してきたように時計が出来上がりましたよ。

色取り取りの花に囲まれた3種類の腕時計-4

サンプルを初めて見た時、わーキレイ!と皆で喜びました。

なかなかスケッチ通りにいかないのが常ですが、

Time&Bouquetでは時間をかけて課題をクリアにし、こだわりを丁寧に作ってきたので、はじめのイメージの通りというだけでなく、

心のこもった花のように繊細で可憐な  腕時計に仕上がりました。

 

是非一度、実物をじっくりと細部までご覧下さい!

 

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